『さよならの手口』若竹七海(感想)
高校生の頃に友人からオススメされて若竹七海さんを知りました。
最初は、暗くてそんなに好きになれないと思っていましたが、
大人になって読み返したらその面白さに夢中になりました。
そんな若竹七海さんの最近出版された本『さよならの手口』。
お馴染みの女探偵の葉村晶が久々に主人公のミステリ。
葉村さんは私たちと同じように、10才年を取り、だけど、変わらずに体を張っています。
というか、そうなっちゃうというか。
葉村さんの一人称で淡々と語られている、と思っていたのですが、、、
そこがなんかやられたなあって感じです。
これが伏線か?!アレが伏線か?!
と思いながらワクワク読み進めるわけですが、
やっぱり予想しなかったところが伏線だったりしてそれが面白いのです。
話自体は重いです。
だけど、謎解きは面白い、最後すべてきれいに絡まった糸がほどけます。
こんなに風呂敷広げて収拾つくのか心配になるほど、あっちこっちで問題勃発するにも関わらず。
読み始めたら最後、読み終わるまで閉じれないです。
面白かった~楽しかったヽ(^o^)丿
あと、ちなみに角田港大先生もカメオ出演されていて、嬉しかったですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。